無垢材の柱って?
こんにちは、広報の福島です。
今日は、昨日までの寒さが一変!!
暖かい春の陽気漂う一日ですね♪
さて、アレックス創建では「無垢材」にこだわった家づくりを
行っています。
無垢材の他には、集成材があります。
無垢の床板は、その質感や経年変化、調湿作用などの
メリットがありますね。
では、「柱」に関してはどうでしょうか?
今日は、その二つの違いについて
おさらいしたいと思います(o^―^o)
柱には、無垢材と集成材があります。
無垢材とは...
丸太から切り出した木材のことです。
無垢には芯持ち材と芯去り材とがあり、
中心をとったものと、中心を避けたものがあります。
また、割れやひびなどが入りやすいのですが
天然木本来の風合いを持ち、
室内の湿度を調整する働きもあります(*^-^*)
接着剤を用いてないこともメリットの1つです♪
柱のひびが四方八方に広がるのを防ぐために
古くから施されてきた「背割り」という
あらかじめひびを入れておく、無垢材ならではの技法もあります。
一方、集成材とは、厚さ25~50mmの木材の板を層状に接着して
ブロック材にしたものです。
任意の大きさにすることが可能で、
アーチなど湾曲した形状にもできます。
節・割れなどがなく、乾燥済みのため
白アリにも強く、狂いも少ないのがメリットです!
■無垢材を使う際のポイント
無垢材は、天然素材ゆえに
完全に乾かすのが難しいといわれます!!
完全に乾いていないと、強度の面でも集成材に劣りますし
白アリに対する心配も出てきます。
しかし、特別な方法で完全に乾燥させた無垢材は、集成材よりも強く、
接着剤を用いていないので健康面でも安心できます(*^^)v
見せるための柱や梁にしたい、天然素材を使いたい、など
無垢材を構造(柱)に用いるのであれば、
質にも十分にこだわりたいですね。
■近年、集成材が普及した理由とは?
集成材の長所は...
バラつきの少ない安定した強さと品質を保証できるところです。
無垢材は変形して柱が歪んでしまい、
クロスに裂け目できてしまうことがあります(+o+)
それを防ぐために、内壁全体に
胴縁(どうぶち)を施工する必要があります。
昔は柱も歪むのは当たり前でしたが
軽量鉄骨住宅の普及で、それが許されなくなってきたのです。
集成材は歪みが相殺されるように張り合わされており
また、強度低下となる欠点部分を取り除いています。
欠点は接着剤を用いているところですが
最近は接着剤でもより安全な接着剤が、普及してきています。
接着剤の耐久性について問題視する意見もありますが、
集成材が普及して20年...
「集成材の柱がバラバラになって家が倒れた!!」
などという話は全く聞きません。
無垢にも集成材にもピンからキリまであるので
一概にどちらがよいとは比較できない部分もあります。
ですが、集成材は近年の建物の洋風化、大型化に従って
様々なところで用いられているのです。
例えば、一般的な建売のローコストビルダーで
無垢の柱を用いていることがあります。
建売の家では、扉の立て付けのトラブルが起こりやすいようです。
原因は、乾燥が不十分な質の悪い
無垢の柱によるものかもしれません(+o+)
集成材を梁などに用いると、
見た目で無垢に劣ります。
接着剤の影響も気になりますね。
無垢材も、集成材も、
よく乾燥させた質の良いものを適材適所で用いることで
それぞれのよさがひきだされるのではないでしょうか