資金贈与の注意点①
こんにちは、広報の福島です。
今日は、住宅取得に対する資金の贈与を受けた際に
気を付けておきたいポイントについてです(o^―^o)
■非課税のはずが...?
これから新築をお考えの方は、資金の面で期待したいのは、
やはり身内からの援助ではないでしょうか。
贈与に関しては、ある一定の金額を超えたり
所定の要件を満たさなければ贈与税がかかります。
ですが、知識があれば非課税にする方法がたくさんあります!(^^)!
そして、知識があっても、失敗してしまうこともあります(+o+)
たとえば、住宅資金の贈与の金額については規定を満たしていても
他の原因で課税されてしまうことがあります!!
住宅取得資金の贈与に関しては
「翌年の3月15日までに物件の引き渡しを受ける」
という要件を満たさないといけないのです。
詳細は後述します。
それでは、非課税で贈与を受けるために
気を付けることをチェックしていきましょう。
■そもそも「申告せず」が86%!!
国税庁では、毎年相続税の調査状況について
レポートで公表しています。
レポート名に「相続税の調査」とありますが
実はこの中で贈与税の調査状況についても発表されています。
贈与税は、「相続税の補完税」とされており
相続税とは切っても切れない関係にあるからです。
調査では、贈与税の無申告がなんと86.2%(;^ω^)
申告漏れの財産の内訳は次のように発表されています。
①現金・預貯金等・・・約107億円
②有価証券・・・約68億円
③その他・・・約31億円
④土地・・・約8億円
⑤家屋・・・約3億円
トータルでなんと約217億円もの申告漏れがあるというわけです。
しかも、その半分が「現金・預貯金等」となっています。
心当たりはありませんか?
そうです!
住宅取得資金の贈与や、教育資金の贈与が
この「現金・預貯金等」に含まれています。
■非課税になる金額とポイント
いったい、いくらまでが非課税で、いくらからが課税なのでしょう。
住宅取得等の贈与に関しては、「非課税限度額」があります。
まずは、以下の金額を超えないように気を付けてください。
<住宅取得等の贈与の非課税限度額 2017.1.1~>
・期間/優良住宅/一般住宅
※消費税10%で建てた場合
・2019.4~2020.3・・・(優良)3000万円/(一般)2500万円
・2020.4~2021.3・・・(優良)2500万円/(一般)1000万円
・2021.4~2021.12・・・(優良)1200万円/(一般)700万円
※「良質な住宅用家屋」とは...
省エネ等基準相当以上であること
耐震等級2以上であること又は免震建築物であること
一次エネルギー消費量等級4以上に該当する
住宅用家屋であること又は高齢者等配慮対策等級3以上
住宅用家屋であること
が、一定の書類により証明されたものをいいます。