利息と元金
こんにちは、広報の福島です。
さて、早速ですが
「住宅ローンでは、初めは利息ばかり払っている」
ということを、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
ローンには、元金と利息があり
この二つを払っていかなければなりません。
もし、利息ばかり払って元金が減っていなかったら
最終的な支払いの総額はとても大きくなりますね(+o+)
では、「ローンの支払い」とは
具体的にどの様に行われているのでしょうか...?
★ローンの返済方法は二種類!
住宅ローンの返済方法は
元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。
そして、ほとんどの人は元利均等返済
になっています。
元利均等返済
とはどういうものかというと
金利が変わらない限り返済額が常に一定になる住宅ローンです。
このとき、返済が進むにつれて
返済額に占める元金と利息の割合が変わっていきます。
初めのうちは元金に比べて利息の割合が多いです。
返済が進むにつれて利息分が占める割合がどんどん減っていくことになり、
返済額に占める元金と利息の割合が毎月変わっていきます。
この返済方法は、金利が変わらない限り
毎月の返済額が一定で、元金と利息の合計を均等に返済していくので
元利均等返済と呼ばれます。
そして、もう1つの住宅ローン返済方法、元金均等返済とは
住宅ローンで借りた借入額の元金を毎月均等に返済していく
という方法です。
例えば、2400万円を20年で返す場合
元利均等返済であれば、元金の年間返済額は120万円になります。
(住宅ローンの返済額が毎月減っていく)
それに対して利息分が毎月変化していくことになります。
元金の返済が進むにつれて利息は減っていきますので
一番初めの年の返済額が一番高くなります。
返済が進むにつれて、元金と利息を合わせた
毎月の返済額が減っていくことが
この返済方法の特徴です。
ですので
「今は子どもが小さくてあまりお金がかかっていないけれど、
子供にかかるお金が増える時期には住宅ローンの負担を減らしたい!」
という考えの方に向いている返済方法だと言えます。
元利均等返済と元金均等返済、どちらが有利なのか?
住宅ローンの借入額2000万円、返済年数35年
金利は最初から最後まで、ずっと2%という条件で比較してみます。
〇元利 ・・・ 当初 66,262円 / 月
→総支払額 27,825,861 円
〇元金 ・・・ 当初 80,952円 / 月
→総支払額 27,016,463円
結果 →→ 差額 約 81万円
このように、単純比較すると元金均等返済のほうが有利になりました。
しかし、例えば元利均等返済で毎月約81000円返済するとすれば
返済期間は35年から27年へ短縮できます。
そうなると、元利均等返済のほうが約110万円も
返済額を抑えることができます!
つまり...
・元利均等返済は金利が変わらない限り返済額は一定
・元金均等返済は初めが1番返済額が多く、毎月減っていく。
・単純比較では、元金のほうが有利
・返済額をそろえると、元利のほうが有利
となります(o^―^o)
家族のライフプランと照らし合わせながら
自分に合った返済方法を考えてみると良さそうですね!