無垢の柱って?

こんにちは、広報の福島です。
 
 
 
さて、アレックス創建では「無垢材」にこだわった家づくりを

行っています。
  
  
  
無垢材の他には、集成材があります。
  
  
  
無垢の床板は、その質感や経年変化、調湿作用などの

メリットがありますね。
  
  
  
では、「柱」に関してはどうでしょうか?
  
  
  
今日は、その二つの違いについて

おさらいしたいと思います(o^―^o)
 
 
DSC_2381.JPG

(雲南市H様邸)
  
   
  
柱には、無垢材集成材があります。
  
  
  
無垢材とは...

丸太から切り出した木材のことです。
  
  
  
無垢には芯持ち材と芯去り材とがあり、

中心をとったものと、中心を避けたものがあります。
  
  
  
また、割れやひびなどが入りやすいのですが

天然木本来の風合いを持ち、

室内の湿度を調整する働きもあります💪
  
  
  
接着剤を用いてないこともメリットの1つです😊
  
  
  
柱のひびが四方八方に広がるのを防ぐために

古くから施されてきた「背割り」という

あらかじめひびを入れておく、無垢材ならではの技法もあります。
  
  
  
一方、集成材とは、厚さ25~50mmの木材の板を層状に接着して

ブロック材にしたものです。
  
  
  
任意の大きさにすることが可能で、

アーチなど湾曲した形状にもできます。
  
  
  
節・割れなどがなく、乾燥済みのため

白アリにも強く、狂いも少ないのがメリットです!
 
 
 
 
無垢材を使う際のポイント


22362688_s.jpg

無垢材は、天然素材ゆえに

完全に乾かすのが難しいといわれます💦
 
 
 
完全に乾いていないと、強度の面でも集成材に劣りますし

白アリに対する心配も出てきます。
 
 
 
しかし、特別な方法で完全に乾燥させた無垢材は、集成材よりも強く、

接着剤を用いていないので健康面でも安心できます😊
 
 
 
見せるための柱や梁にしたい、天然素材を使いたい、など

無垢材を構造(柱)に用いるのであれば、

質にも十分にこだわりたいですね。
 
 
 
 
近年、集成材が普及した理由とは?

 
 
 
集成材の長所は...

バラつきの少ない安定した強さと品質を保証できるところです。
 
 
 
無垢材は変形して柱が歪んでしまい、

クロスに裂け目できてしまうことがあります💦
  
  
  
それを防ぐために、内壁全体に

胴縁(どうぶち)を施工する必要があります。
 
 
 
昔は柱も歪むのは当たり前でしたが

軽量鉄骨住宅の普及で、それが許されなくなってきたのです。
 
 
 
集成材は歪みが相殺されるように張り合わされており

また、強度低下となる欠点部分を取り除いています。
 
 
 
欠点は接着剤を用いているところですが

最近は接着剤でもより安全な接着剤が、普及してきています。
 
 
 
接着剤の耐久性について問題視する意見もありますが、

集成材が普及して20年...
 
 
 
「集成材の柱がバラバラになって家が倒れた💦」
 
 
 
などという話は全く聞きません。
 
 
 
無垢にも集成材にもピンからキリまであるので

一概にどちらがよいとは比較できない部分もあります。
 
 
 
ですが、集成材は近年の建物の洋風化、大型化に従って

様々なところで用いられているのです。
 
 
 
 
例えば、一般的な建売のローコストビルダーで

無垢の柱を用いていることがあります。
 
 
 
建売の家では、扉の立て付けのトラブルが起こりやすいようです。
 
 
 
原因は、乾燥が不十分な質の悪い

無垢の柱によるものかもしれません😢
 
 
 
集成材を梁などに用いると、

見た目で無垢に劣ります。
 
 
 
接着剤の影響も気になりますね。
 
 
 
無垢材も、集成材も、

よく乾燥させた質の良いものを適材適所で用いることで

それぞれの良さが引き出されるのではないでしょうか😊

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